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0→1のフェーズの企業でチャレンジしたかった。工務店向けSaaS「アウカ来店プラス」PdMの面白さと難しさ

 
流通総額1,000億円を超える住宅プラットフォームサービスを目指し事業を展開しているギバーテイクオール株式会社。そんな弊社は現在、一緒に働く仲間を募集しています。
今回は、PdMとして働く松永さんに入社のきっかけや実際の業務内容について話してもらいました。
松永 賢一(まつなが・けんいち)
システムエンジニアとしてキャリアをスタートし、事業責任者、マーケティング職での経験を経て2022年7月にギバーテイクオールに入社。「アウカ来店プラス」のPdMを務めている。

■エンジニアから事業責任者を経てPdMへ

──早速ですが、自己紹介をお願いします!
2022年7月に入社しました、松永です。工務店やリフォーム会社向けにLINEを活用した顧客管理サービス「アウカ来店プラス」にてPdM業務を担当しています。
──PdMとして具体的にはどのような業務を担当しているのでしょう?
「アウカ来店プラス」を利用しているオーナーさんから上がってくるビジネスイシューを噛み砕き、解決するための要件定義、それらを開発に渡すためのタスク化や、開発チームのディレクション業務を主に担当しています。
オーナーさんだけではなく社内でもヒアリングを行い要件を抽出し、どのようなサービスを作るかという企画部分から、利用してくれるユーザーに関して深掘りしながら形にしていくところ、さらにそれをエンジニアチームに渡してリリースまで持っていく部分まで幅広く担っています。
──松永さんは、元々PdMとしてのキャリアを歩まれてきたのですか?
いえ、ファーストキャリアはシステムエンジニアでした。受託企業でさまざまな案件を担当していた20代を経て、「自社サービスに携わりたい」という気持ちが芽生えてきたので、30代はいろいろな自社サービスを展開している企業でサービスのグロースに関わっていました。
事業責任者として売り上げをどう伸ばしていくかという部分を担当していたこともあります。とはいえプロダクトとしてはtoCばかり携わっていたので、今回のtoBに近いプロダクトは初めてで新鮮ですね。
──そこからどういった経緯でギバーテイクオールへ転職されたのでしょう?
きっかけは転職サイトでのスカウトでした。
エンジニアを離れてがっつりマーケティングを担当していたこともあったのですが、さまざまな経験を積む中で、エンジニアに軸足を置きつつ事業を伸ばしていくところに携わりたいという思いが膨らんできまして。
前職もプロダクトを軸に事業を伸ばしていく企業ではあったものの、今に比べると組織が大きかったです。0→1のフェーズの企業でチャレンジしたいなという気持ちがあったので、入社しました。

■顧客のインサイトを深掘りし理解を深めていくことに面白さを感じる

──「アウカ来店プラス」ではどういった課題にアプローチしているのでしょうか?
工務店様、住宅メーカー様向けのLINEを活用するツールのSaaSである「アウカ来店プラス」。現状は、工務店様のLINEから新規顧客をどのように獲得していくかを軸に開発しています。直近では、LINEのお友だち数をどう伸ばすかといったところを重点的に取り組んでいるところです。
まずはLINE登録者数、その後は、顧客との繋がりを強化し、来店や成約まで持っていく“転換率”を強化していきたいと考えています。
──業務の中で面白さを感じるポイントはありますか?
ずっとtoCプロダクトに携わってきたので、正直、ユーザー像の深掘りはそれほど行っていなかったんですよね。顧客のインサイトを深掘りし理解を深め、解像度を上げていくのは、ギバーテイクオールに入社して初めて経験し、面白さを感じている部分です。

■社内の連携により解像度が上がってきている

──反対に、業務の中で難しさを感じるシーンはありますか?
ビジネスイシューがたくさん上がってくるのですが、「本当に求められている機能ってそもそも何なんだろう」「優先順位はどう決めていったら良いのだろう」という部分に、特に難しさを感じています。
これまでは集客してコンバージョン率を上げて……と比較的簡単な式で表せていたのですが、今はKPIを設定してもそれ自体が違う可能性がある。何が効くかの見通しが立てにくい中で、やるべきことを決めて成果へ繋げなければならないところは、大きな挑戦ですね。
──難しい中でも、他チームとうまく連携できたと感じるエピソードはありますか?
プロダクト開発ユニットという僕が所属しているユニットの他に、「ビルダーサクセス」という「工務店様をどうサクセスさせるか」を担うチームがあるのですが、そこのメンバーに調整してもらい、ニーズをヒアリングする工務店様とのミーティングを設定してもらえました。
そういった機会を設けてもらうことで、ユーザーについての解像度が少しずつ高まってきていると実感しています。
他にも、実際に住宅業界で営業をやっていた社内メンバーにヒアリングをさせてもらうなど、率直な意見を聞く場を多く持てており、「価値あるプロダクトを作っていかなければいけないな」と改めて感じているところです。

■熱狂して使ってもらえる会社を増やしていきたい

──これからの展望を教えてください。
「アウカ来店プラス」がどこへ向かっていくのかが現状の課題だと思っているので、提供する価値をしっかりと言語化し、0→1フェーズから1→10フェーズへ持っていくため、プロダクトの価値を積み上げていきたいです。
プロダクト開発ユニットとしては、熱狂して使ってもらえる会社を増やしていきたいですね。「熱狂して使っている=成約がバンバン取れてサービスから離れられない状態」をイメージしています。
LINEの強みを上手に生かせたら、工務店様とユーザーさんのゆるい繋がりが持てて転換率が高くなっていくと思うので、この部分をうまく設計することで実現していけるのではないかと思っています。
──松永さん個人としては、ギバーテイクオールで今後どんなことをしていきたいですか?
これまであまり知見を深めてこなかった、UI・UX周りにチャレンジしていきたいです。

■模索しながらやっていける方がマッチする

──どんな人がギバーテイクオールにマッチすると思いますか?
今のフェーズでは特に「やってみないと分からないこと」が基本的にたくさんあります。
なので、分からないながらも、仮説を立てたりデータ分析をしたりしながら、トライアンドエラーを繰り返してプロダクトを伸ばしていく気持ちを持てる方がマッチするのではないかと思いますね。「わからないことを楽しめる人」だと楽しいと思います。
そして、“模索しながらやっていける方”、ビジネスイシューの大切なところを抽出し、システムに落とし込む具体化ができる方だと合う気がします。
──最後に、今後入社を考えている方にメッセージをお願いします!
住宅業界はまだまだデジタル化が進んでいない業界であり、それをデジタルの力で変えていくというところが非常に大きく魅力的かと思います。その部分に面白みを感じられる方であれば、一緒に楽しく仕事ができるのではないでしょうか。
そして、裁量が大きくやりたいように出来るはずなので、そこにやりがいを感じられる方と一緒に働けたらうれしいです。お待ちしております!